子どもたちのためにどんな住宅を建てるべき? 安心できる住まいについて

子どもたちのためにどんな住宅を建てるべき? 安心できる住まいについて

これから家を建てようと考える人の中には、小さい子どもがいる人やこれから出産や子育てを考えているという人も多いでしょう。

そんな中で考えるのは、どんな住宅なら子どもたちが伸び伸びと健康に暮らせるだろうか、ということではないでしょうか。

そこでこのコラムでは、子どもたちのことを考えたらどんな家を建てるべきか、という点を考察していきますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。

そもそも子どものための住宅って何を考えるべき?

ここではまず、家作りをするときに子どものために何を考えるべきかを整理しましょう。まず家作りの基本は何と言っても健康的であることです。そのためこの章では、健康に暮らすために住宅には何を配慮するべきかを紹介していきましょう。

有害な化学物質の使用ゼロを目指すこと

現在、日本の標準的な住宅には多くの化学物質が使用されています。例えば壁紙の接着剤や塗料だけでなく、一見普通の木材にも見える合板などにもシックハウス症候群の原因になる化学物質(揮発性有機化合物)が使用されています。

また、日本の住宅は冷暖房効率などを考えて密閉性が高い方向に向かっています。密閉された建物の中に有害な物質があると、頭痛や吐き気、目やのどの痛み、倦怠感などのシックハウス症候群が起こりやすくなるのは当然のことです。

日本はシックハウス症候群のリスクを減らすために、24時間換気で有害物質が屋内に溜まらないシステムを推しています。

しかし冷静に考えれば、害になるものを積極的に使ってそれを避けるために24時間換気に設置費用と電気代を使うというのは根本的におかしいと思いませんか?むしろ害になる材料を使わないこと、省エネにしっかり取り組むことこそ子どもたちの健康や未来を守ることに繋がるのではないでしょうか?

次の項目でその具体的な方法を記載します。

壁や木材の呼吸を利用すること

日本では伝統的建築材料として、構造材や床材に木を使い、壁には漆喰(しっくい)や珪藻土などの塗り壁を使ってきました。

漆喰や珪藻土などを使った塗り壁は、構造的に目に見えないほど微小な穴を多数持っており、その穴が水分を出し入れする性質を持っています。屋内に湿気が多ければ壁が吸い取ってくれますし、乾燥していれば水分を放出して屋内の湿度を人間が暮らしやすいようにコントロールしてくれるのです。そのためカビやダニが発生しにくいメリットがありますし、さらにホルムアルデヒドなどのシックハウス症候群の原因になる化学物質も吸着して閉じ込めてくれます。

このような点を考えれば、子どもたちが健康に暮らすには塗り壁は非常に良い選択肢と言えるでしょう。

また、木材も水分の調整をしてくれる性質があります。さらに、断熱効果もあるので夏の暑さや冬の寒さを伝えにくい点でも健康的な素材と言えます。

この章の結論をまとめましょう。化学物質が多量に使われた建材をできるだけ使用せず、日本伝統の木材や塗り壁を使うことは子どもたちの健康につながります。子どもたちと毎日楽しく暮らしたいと考える人は、ぜひ木造在来工法や塗り壁を取り入れることを検討してください。

子どもたちの将来に向かって大人ができること

ここでは家作りを通じて子どもたちの未来のためにできることを検討していきましょう。

自然と共生する家を建てよう

「自然と共生」と言うと、海や山の近くに行って家を建てることを考える人が多いと思います。しかし都市部でも自然と共生する家を建てることは可能です。

その方法はしっかり管理された国内の森林から取れた木材を使うことや、廃棄の際に地球環境の負担にならない塗り壁などを使うことです。

木を使うことを自然破壊と考える人もいるかもしれませんが、そんなことは全くありません。むしろ国内の木材を積極的に使えば、計画的な森林の管理が行われて地球温暖化防止になります。

また、近年問題になっている水害に対しても森林は抑止効果があると言われていますし、森林に生きる動物や鳥、昆虫を守ることも子どもたちの豊かな未来に繋がります。

家を建てる時の選択は大人がするものですが、その選択が子どもたちを含む人類の未来を左右します。家作りも、子どもたちの未来を明るくするか暗くするかに関連するということをぜひ考えてみてください。

まとめ

子どもたちのための安心できる住まいや、自然との共存について解説しました。

自然素材を使えば、製造や廃棄の過程で地球環境にあまり負担をかけません。木造住宅を選択すれば森林を守ることに繋がり、温暖化や水害を防止して生物の多様性も守ることができます。

さらにシックハウス症候群のリスクも避けられますし、呼吸する壁や柱を取り入れることで省エネにも貢献できます。もはや省エネは家計の問題ではなく、子どもたちが長く幸せに生きていくうえで大人が取り組むべき必須事項です。この機会にぜひ子どもたちが明るく楽しく生きられる未来を考えてみてください。

熊本市東区長嶺南にある有限会社 金子典生工房は、自然素材を使うこと、シックハウス症候群の原因になる揮発性有機化合物の使用ゼロを目指すこと、自然との共存を目指して地元の木材を使用することなどを掲げた家作りを行っています。

熊本で子どもたちと安心して暮らせる住宅建築を考えるなら、安心の家づくりを行う金子典生工房にお任せください。

 

 

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